HDDが故障するまでの時間
サーバー担当前野です。
最近ハードディスクの故障頻度が多く、グラフを見やすくするためのリニュアルを行いました。
※ここで言う故障とはSMART情報で閾値を下回った、不良セクタが複数個発生した、
稼働中にディスクがオフライン状態になったケースを全て故障とみなしています。
■ハードディスク故障までの時間(メーカー・時間別)
※2013/7/26追記: グラフを更新しました。
※時間の測定にはハードディスクのSMART情報を用いていますので、
稼働時間が出力されない富士通製/SASは除外しています。
■まとめ
グラフ化してみると、メーカー別、SAS/S-ATA別で
ハードディスクの故障する期間が分かりやすくなりました。
メーカー製のサーバーでハードディスクを選択した場合に、
Seagate製のSASディスクが一番多く使われますが、
24時間運用の場合3~4年に必ずと言って良いほど故障する事が分かります。
またS-ATAディスクやニアラインSASディスクの場合、
2年~3年で殆どのディスクが故障してしまいます。
サーバーを守る技術として無停止でディスクを交換するホットスワップや、
複数ディスクを束ねて耐障害を高めるRAID機能があります。
弊社のサーバーはこれらの技術によって守られていますが、
中小企業やSOHOレベルでは技術者不足や管理が複雑になりバックアップまで手が回りませんし、
解決方法も無数にあるためどのような選択肢が良いのか苦労される事もあるかと思います。
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