弊社のシステム基盤がオールSSDになりました!
オールSSDになった弊社のシステム
今回リプレースした移行先のサーバーはPowerEdge R820というデル製サーバーで、
スペックは8コアのCPU(Intel(R) Xeon(R) CPU E5-4620 v2 @ 2.60GHz)が4個、
ハイパースレッディング有効で論理64コアとして見え、メモリは128GBを搭載しています。
CPUの個数が多いので、topコマンドを実行した後に1を押下すると高さが足りなくて、
「Sorry, terminal is not big enough」と怒られるモンスターマシンです。
ストレージは2枚のRAIDカードに960GBのSSD(PX05SRB096Y)が8台ずつ、計16個搭載しており、
RAID6のため実効容量は5.2TB x 2。ddコマンドでの実効結果ですが、書き込みは1GB/s達成を確認しました。
20台ほどのゲストサーバーを導入して様子を見ていますが、メモリ消費1/3の状態で、ピーク時のCPU使用率はおよそ10%。
ちょっとサイジングミスった感がありますね。。。
SSDの性能を引き出すには?!
前置きが長くなりましたが、これからが本題です。
弊社ではIDCFクラウド、さくらのクラウドを始め、様々な会社さんのクラウドを検証してきましたが、
予算が限定されるサービスでは、やはりSSDの書き込み速度が速い会社さんのサービスが一番強いです。
具体的には以下の構成を取ります。
1. 普通にOSをインストールする。 2. dd if=/dev/zero of=/swap.img bs=1M count=2000を実効。2GBくらいのファイルを作ります。 3. /sbin/mkswap /swap.imgを実行します。 4. /sbin/swapon /swap.imgを実効し、先ほど作成したファイルをスワップディスクとして使用します。
IDCFクラウドさんを例に挙げますと、物理メモリが1GBのS1プランでも、
SSDでは400MB/s程度の速度が出ますので、高速なSSDをスワップ領域として使用することで、
毎月500円の売りであるS1プランをうまく使って運用することができます。
httpd+PostgreSQL+MySQLをこの構成で納品したサービスもありますが、
PV数が増えてもサイトの速度低下は感じられず、1年以上安定して運用しています。